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『PIRELLI Angel GT』を寿命まで使ったのでレビューする。

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こんにちは、蟻人(アリト)です。

バイクに履かせていたタイヤ『PIRELLI Angel GT』がスリップサインが見えて寿命を迎えてしまいました。

4年13000キロ使用しましたのでどんなタイヤだったのか感想を書きたいと思います。

 

PIRELLI Angel GT

『PIRELLI Angel GT』はイタリアのタイヤメーカーPIRELLIの販売するオートバイ用タイヤ。
カテゴリ的にはツーリングタイヤに属します。

ドライグリップ重視だけのスポーツタイヤと違いツーリングタイヤは

  • ウェットでの安全性
  • ドライでのスポーティなハンドリング
  • 冷間時のグリップ
  • ロングライフなタイヤ寿命

と万能さが求められるます。

個人的にツーリングタイヤが一番メーカーの実力が試されるタイヤだと思っています。

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トレッドパターンもツーリングタイヤにしてはかっこいいのはさすがイタリアメーカーです。

蟻人の使用状況

DUCATIのムルティストラーダ1200S(2012モデル)に履かせて使用しました。
カタログスペックで装備重量が220kgとツーリング向けのリッターバイクとしてはかなり軽量なバイクです。

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基本トップケースは付けっぱなしで乗ってます。
帰省時や一泊ツーリング時など状況に応じてパニアケースを付けたフル装備で走ります。
ソロで走ることが多いですが、奥さんを乗せてのタンデムもよく走ってました。

割合で言うと、
ソロ:6、パニア:1、タンデム:2、タンデム+パニア:1
という感じで乗っていました。

基本軽いバイクですが、タンデムだったり荷物を載せたりして重い状態で走ることもそれなりにあった走行割合です。

ちなみにサーキット走行は一切してません、ツーリング使用オンリーです。

タイヤの寿命は

検索で来た人が一番気になる部分だと思います、冒頭でも書いてますが13000キロで交換しました。

交換前に撮った写真、リアタイヤがこちら、


タイヤ両端はまだ溝が残ってますがスリップサインが出てます。
右側のほうが減りが早いですが僕の乗り方の問題だと思います。

 

フロントの写真はこちら、

正面からの写真を撮ってなくてちょい分かりづらくてすみません。
まだ少々溝が残ってます、スリップサインが出るまであと1000キロと言ったところでしょうか。
僕は前後同時に交換する主義なので、リアが限界なのでフロントもこれで交換しました。

 

履かせるバイクや乗り方によってタイヤの減り方は違ってきますので一概に断言できませんが、1万キロ以上はライフが持ったのでツーリングタイヤとしての耐久性は十分だと言えます。

 

使用感は

4年間使って見ての感想です。

ちなみに僕はタイヤを端まで使って膝をするような走りはしていません、公道で安全マージンをしっかり取ったうえで走っての感想です。

グリップは

グリップは公道でちょっと元気に走る分には申し分ありません。
十分すぎる安心感があります。

スポーツタイヤを履いたパニガーレともよくツーリングに行きますが、公道レベルなら飛ばしても十分についていけます。

そして僕は1月でも2月でもバイクに乗ります、寒い真冬でもグリップはしっかりしていて安心して乗れていました。
スポーツタイヤだと寒いときは全く食いついていない感じで不安ですが、そんな不安はなかったですね。

ただ1万キロを超えたくらいから無理をすると滑りそうな頼りなさが出てきました。
実際には滑ってたりしませんが、流石にここまで使うとグリップは低下しますね。

 

ハンドリングは

ハンドリングは軽く切り返しもキビキビしています。
まあドカ自体が倒し込みが軽快なバイクですが、妨げるような感じはなく素直なハンドリングです。

倒し込みは軽いのですが狙ったバンク角でピタッと止めやすかったです。
ドカは倒れようとするバイクですが、狙ったバンクがしやすかったので安心感はありましたね。

 

ロードノイズは

他の方のインプレを見ているとロードノイズがけっこうすると書かれているのが多いのですが、僕は気になりませんでした。
バイクがうるさいからかもしれませんが、気にするほどではないのかと思います。

 

まとめ:ツーリングタイヤとしてかなり完成度が高い

ピレリはイタリアのメーカーらしくスポーティなタイヤに強いイメージ、『Angel GT』もピレリらしく非常にスポーツ性が高いタイヤです。

それでいてツーリングタイヤに求められる1万キロ超のロングライフを実現している点も素晴らしい。

4年間使っての感想ですがホント選んで正解だったと思ってます。

ツーリング主体の僕の用途に完全にマッチしたタイヤで満足しています。

次は別のタイヤを履かせてますが、理由は単に僕が色んなタイヤを試したいから。

ANGEL GTに不満があった訳ではありません。

ロングライフを求めているけど、スポーツ走行も犠牲にしたくない人にはベストなタイヤだと思います。

 

後継タイヤ 『Angel GTⅡ』が登場

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GTの感想を書いた後ですが、後継タイヤの情報があります。

バイク屋で聞いた話ですが2019年の3月頃に『GTⅡ』が出るそうです。

ピレリのHPにはすでに情報がありました。

縦に太い溝が追加されているタイヤパターンが見てとれますね。

排水性がアップしてウェット性能の更なる向上が予想されます。

 

もう少し発売が早ければムルチにこちらのタイヤを履かせていたかもしれません。

どんな性能なのか楽しみなタイヤですね。

 

それでは。