こんにちは、蟻人(アリト)です。
2月10日におこなわれた”第57回 愛媛マラソン”に出走してきました。
全国的にも屈指の人気の大会で、蟻人は3年目にしてやっと抽選に当選し参加することができました。
大会としては57回なんですが、市民マラソンとしては10回目となる記念の大会です。
愛媛マラソンのコースは思いっきり蟻人の生活圏内なので、初めて走るのですがコースのことはよくわかっています。
道後温泉などの名所の前を走るわけでもなく、普通の地方の街の中を走るだけで見るべきところのないコース、正直に言って何故こんなに人気なのかさっぱりわかりませんでした。
ですが実際に出場してみて大人気なのも納得のまた出たいと強く思える素晴らしい大会でした。
今回はその愛媛マラソンに参加に出走した記録をお届けしたいと思います。
写真はけっこう撮ったのですが、なにせ走りながらiPhoneでの撮影です。
ブレブレだったり見切れていたりと使える写真が少なかったのです。
- 絶好のマラソン日和での開催
- スタート、しばらく混雑
- 愛媛マラソン最大の難所
- 強風の北条地区
- やっぱりタルトやまんじゅうは無理
- 復路の平田の坂、Qちゃんとハイタッチ
- ゴールしてからもおもてなしは盛り沢山
- まとめ:素晴らしい応援のおかげで自己記録更新
絶好のマラソン日和での開催
北日本には大寒波がやってきて関東でも積雪が心配される気象状況のなか、愛媛も天気予報では曇りのち晴れで最高気温9度の予想でした。
ですが当日になると晴天で2月とは思えない陽気、マラソンには最高の天気でした。
松山城堀之内の城山公園内のスタート前の待機ブロックの写真ですが、すごくいい天気なのが伝わるかと思います。
待機しているときもポカポカであまり寒い思いはしませんでした。
知事や市長、ゲストランナーの方が壇上したスタートセレモニーが終わったところでなぜかスワローズの”つば九郎”が登場、スタートまでの待ち時間の退屈を紛らわせてくれました。
そしてブロックごとにスタート地点に移動が始まりました。
移動の途中でゲストの高橋尚子さんとお笑い芸人の和牛が手を降って送ってくれました。
蟻人はDブロックです、スタート地点は城山公園を出てすぐの県庁前でした。
冒頭でも書きましたが愛媛マラソンで名所と呼べる前を通るのは、待機ブロックのときの城山公園から見える松山城(天守閣はみえません)と、このレトロな愛媛県庁本館ぐらい。
ある意味ランに集中できるコースと言えます(笑)
スタート、しばらく混雑
いよいよスタートします。
先頭が走り始めたのでしょう、少しづつ前に進み始めました。
Dブロックだった蟻人がスタートラインを超えたのは号砲から3分過ぎてからです。
1万人が集まってのスタートですから混雑するのはしかたがありません。
なかなか自分の思うようには走れません、しばらくは周りに合わせて走るしかないです。
この規模のマラソン大会だと仕方がない、焦らずに走ります。
スタートからしばらくは松山の市街地なので沿道の応援もたくさんあります。
ただ愛媛の人はシャイな人が多いのかな、高知の人よりハイタッチをしてくれる人が少なめです。
愛媛マラソン最大の難所
団子のまま8キロほど走ったら愛媛マラソン最大の難所と言われる”平田の坂”が見えてきます。
コースの高低図で2箇所ドーンと高くなっているところがソレです。
往路と復路で2回走ることになります。
往路は8キロくらいでまだ足が元気なので問題ないですが、復路は35キロから坂を登ることになります。
足の疲労が最大になってからなので復路が難所ってことになりますね。
ただ高低図だと急坂に見えますが実際に走ってみると緩やかな坂道で、行きはそれほどでもないなって印象でした。
強風の北条地区
平田の坂を越えて2キロほど走ると長いトンネルが2つあります。
トンネルを出ると松山市北条地区(旧北条市)になります。
ここはこれまでの街中と変わってほぼ田んぼが広がるのどかな景色になります。
そして北条地区は昔から「風早」と呼ばれていて風が強い地域です。
実際この日も松山市街地はほぼ無風に近かったのですが、北条は山から海に向かっての強風が吹き荒れてました。
タイムにはそれほど影響してなかったのですが走りづらい事この上なかったです。
北条地区は松山市街地と比べると少し応援がまばらになりますが、地元の人が様々な方法で楽しませてくれます。
太鼓の演奏があったり、
お祭りで使われるだんじりで応援してくれます。
やっぱりタルトやまんじゅうは無理
大会の公式のエイドは14箇所設置してありまして、けっこう多いなという印象です。
愛媛マラソン独特のエイドとして、愛媛銘菓のタルトや饅頭が計4回振る舞われます。
18キロ地点の”一六タルト”と22キロ地点の”山田屋饅頭”は取って食べてみたのですが、口の水分を持っていかれるし、飲み込みづらいしで食べてて苦しくなります。
やっぱりガチ走りのときは要らないとの結論になりました。
なので28キロ地点の”ハタダ栗タルト”と38キロ地点の”坊ちゃん団子”は泣く泣くスルー。
楽しむがメインのランならちょっと立ち止まって水と頂きたいですね、次に出るときは全部食べようと思います。
復路の平田の坂、Qちゃんとハイタッチ
北条地区を超えてトンネルを2つ潜った33キロ地点ぐらいで左足太ももが痙りそうにな感覚になってきました。
ここまでキロ5分5秒くらいと練習でも出たことない良いペースで走ってこれたのですが、足に大きく負担がかかっていたのでしょうね。
心肺的には大丈夫だったのですが、まだ今から平田の坂を登らないといけないのでペースを少し落としました。
そしていよいよ最大の難所”平田の坂”にさしかかったところで、なんと高橋尚子さんが立っていて通るランナーみんなとハイタッチをしていました。
僕もハイタッチをさせていただきQちゃんから平田の坂を登るパワーを分けてもらいました。
そのお陰で足が痙りかけている中でも歩くことなく平田の坂を越えることができました。
(走りながらだったのでものすごい見切れてます、一番撮りたかった写真なのですごく残念です)
平田の坂を降りたらまた松山市街地になるのですごいたくさんの方が沿道の応援に集まっていました。
足が痙りそうでペースをキロ6分くらいに落としているので、ほとんど全てのランナーに追い越されていたので少し恥ずかしかったです。
それでも応援のおかげで最後まで走る気力が湧いてきました。
写真は松山城のお堀を曲がってゴールまであと少しというところのもの。
奥に見えるオレンジのゲートがゴールになります。
多くの応援の方に見守るなかゴールしました。
足が痙りそうでしたが3回目のマラソンにして初めて最後まで歩くことなく走りきることができた。
タイムもグロスで3時間45分37秒(ネットは42分26秒)と目標のサブ4達成することができました。
ゴールしてからもおもてなしは盛り沢山
ゴールラインを超えた所にボランティアかな?スタッフの方が2〜30人は並んでいて、ハイタッチで迎えてくれてゴールを祝福してくれました。
ゴール後の気分も盛り上げてくれました。
ゴール後は道後温泉のお湯を引っ張ってきた足湯でちょっと一息、クタクタの足に温泉が気持ちよくて癒されます。
ランナーに無料で振舞われる食事もかなり沢山ありました。
おにぎりに豚汁、芋炊き、ショウガ湯などこれだけお腹が満足です。
完走の記念撮影、応援してくれた奥さんも一緒に写してもらいました。
こんな感じでゴール会場を満喫しました。
まとめ:素晴らしい応援のおかげで自己記録更新
今回のマラソンで目標にしていた、
- 歩かずに走りきる
- サブ4達成
両方共達成することができました。
自己最高は去年の高知龍馬マラソンでの記録4時間7分42秒(ネット)だったのですが20分以上も更新できました。
これはもう完全に愛媛マラソンのスタッフ、観客の応援が素晴らしかったおかげです。
30キロまでキロ5分ちょっとで走れていますが、練習ではここまでペース維持はできてませんでした。
大体20キロを超えたあたりで少しずつタイムは落ちて、30キロ走る頃にはキロ5分30秒くらいになっていたのに。
応援のおかげで120%の力が発揮できたと思っています。
愛媛マラソンは沿道の応援がスゴイとはずっと聞いていましたが、ホントにすごかったです。
実際に走ってやっと高評価の理由が理解できました、最高に気持の良い大会です。
走る前は正直「地元のよく知る景色を走る大会だし1回走ればいいかな」なんて思ってました。
ですが来年も走ることに決めました!
まあ抽選に受からないといけないんですけどね。
走ったことない方全てにオススメしたい大会です、想像しているよりもずっと素晴らしい応援ですよ。
改めて愛媛マラソンのスタッフ、沿道で応援してくださった方、交通規制に協力してくれた方などありがとうございました。
おかげで気持ちよく走ることができました、感謝です。
それでは。