ありろぐ

保護猫とバイクとランニング

【ご報告】保護していた子猫が1匹天国に旅立ちました。

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今回は悲しい報告があります。

 

今年保護していた3匹の子猫のうちのサバシロの女の子、トラちゃんと呼んでいた子猫が亡くなってしまいました。

  

ブログを書こうとすると思い出してしまって悲しい気持ちになってしまいなかなか書き進められないですが、保護したことを記事にいた以上は亡くなったことも報告しないといけないと思うのでなんとか書き進めてます。

 

 

保護していた猫が亡くなるのは初めてのことではないのですが、今回は今までとは違うパターンでショックが大きいです。

 

今までは保護時に衰弱がひどく3日ぐらいで亡くなってしまう場合はあったのですが、今回の子は保護して2ヶ月も経ってからのことでしかも弱っていた様子も無く元気に遊んでいた子だっただけに、生かしてあげられなかったという残念な気持ちと後悔の気持ちがとても大きいです。

 

保護したときから真菌に感染していた

 

トラちゃんを保護した当時は猫風邪で目やにが酷かったことと、真菌に感染していてアチコチ毛がハゲていたのですが、嘔吐をするわけでもなくご飯もちゃんと食べるし、おもちゃで遊んだり部屋の中で元気に動き回ってましたのでこのまま大きくなってくれるものと思ってました。

 

 

トラちゃんは真菌に感染していた為、他の子に伝染しちゃいけないので隔離していたので、隔離部屋で一人でいる時間が長かったです。

寂しかったろうなと思うのでなるべく遊んであげてました。

 


トラちゃん、保護してやっと慣れてきた

 

 

隔離していたけど真菌が他の子に伝染ってしまったので隔離解除

真菌については結局人間(僕と嫁)に伝染ってしまって、そこから子猫に伝染してしまうという事になってしまいました。

鼻の下辺りが感染してハゲてしまってます。

 

大人猫には伝染らなかったのが幸いでしたが、おかげで病院通いが3匹に増えてしまう事に…

 

 

伝染っちゃったらもうしょうがないとう事で隔離を解除しまして(ホントはいけないことですが)子猫3匹が一緒になって遊ぶようになりました。

 

 

この時がホント微笑ましかった。

 

一緒にしてからも元気に遊んでいました。

 

先住の茶トラの子とも喧嘩すること無く仲良くしてました。

 

真菌の治療で週1の病院通いが1ヶ月続きました。 

保護時に700gだった体重も1.4kgに増えてまして、他の2匹よりは体重の増加は遅かったもののこのままスクスクと育ってくれるものと思ってました。

 

ある日急に元気がなくなる、そして…

ですが保護から2ヶ月半ほど経った日の事です。

虎ちゃんの様子がどうもおかしい、ご飯を準備しても寝床から起きてこない、よく見てみるとお腹が大きく動いていて呼吸が荒いようです。

 

 

奥さんにすぐに動物病院に連れて行ってもらいました。

結果は熱が40度近くあったのですが具体的な原因は分からず。

血液検査の結果も脱水症状の数値がある以外は異常無し。

点滴と注射を3本ほど打ってその日は帰宅しました。

 

この日から毎日の病院通いが始まりました。

 

調子が悪くなってから1週間が過ぎたくらいの事、病院で点滴を打ってもらって帰ってから痙攣を起こしまして、慌てて病院にとんぼ返りで連れて行ったりもしました。

 

発作止めの注射を打ってもらって少し落ち着いたのですが、先生が仰るに髄膜炎とか脳の方に悪影響が出てきたのかもとの事。

 

真っ直ぐに歩く事ができなくなり、ヨタヨタと進んではコテンと転がるようになっていきました。

 

食欲もないようなので食事の量もいままでの3分の1くらいになってしまったので、食べないと元気にならないだろうとシリンジで強制給餌させました。 

 

入院をさせたり薬を変えたり、休日の日曜日にも病院を開けてくれたりと動物病院の先生も手をつくしてくれたのですが症状が 改善することはありませんでした。

 

先生が仰るにはトラちゃんのケースはウイルス性の病気だけど変性している可能性のある稀なケースだそう。
ただウイルスによる症状だとはわかっているのでそれに対処する治療をしているはずなのだが改善がない理由がわからないとの事。

 

抗生剤とてんかん薬をもらって、この2つで様子見。ゆっくりとでも改善してくれるこ事を願うしかない状況で家に連れて帰りました。

 

退院させて2日は大きな痙攣などの発作もなくすごしてくれたのですが、3日めの深夜に大きめの痙攣をおこしました。
「トラちゃん頑張れ、帰っておいで!」と声をかけることしかできなかったのですが一旦は落ち着いてくれました。


しかし5分とたたずにまた痙攣をおこしまして、今度はそのまま心臓が止まってしまいました。

ウェブやYouTubeなどで子猫の心臓マッサージなどを検索して試みたのですが、所詮は素人の付け焼き刃、効果があるはずもなくそのままトラちゃんは帰ってくることはありませんでした。

 

病院から連れて帰った日にある程度は覚悟をしていたのですが、実際に起きてしまうとかなりショックでその日は寝ることができずに徹夜で仕事に行くことになりました。

 

トラちゃんに憑いていた死神を祓うことができなかった

幹線道路のど真ん中で丸くなって怖がっているのを保護したトラちゃん。

 

 

 

たぶん僕が保護しなければあの時車に轢かれていたと思う。

 

助かって良かったねと思っていたのに、そこから3ヶ月も経たないうちに天国に旅立つなんて思ってもいなかった。

 

一度目の痙攣のあとにすぐにてんかん薬を強制でも飲ませていたら良かったかな?

家に連れて帰らずにもっと入院させていれば良かったかな?

他の病院にも連れて行って他の先生の意見も聞いていれば良かったかな?

もっと言えば、保護しなかったら車に轢かれずにうまく逃げていたかな?

 

助けられたんじゃないかと、もっと色々できたんじゃないかと後悔の思いがやみませんでした。

 

 

以前飼っていた猫が亡くなったときに火葬しましたが、トラちゃんの遺体も火葬することにしました。

生後4ヶ月ほどとまだ未成熟なために骨が残るか心配でしたが、頭や腰の骨など形がわかるくらいには残ってくれました。

 

うちに来て2ヶ月半だけどトラちゃんに幸せを感じさせてあげられたと信じておくりました。

 

 

ペットロスって思っているよりも心のダメージは大きいです。

うちにはまだ11匹の猫がいるので(里親募集中も含めれば13匹)、まだ11回はこういう思いをしないといけないと思うとかなりツライです。

 

トラちゃんが亡くなった事は命の儚さと大切さをすごく考えるきっかけになりました。

 

毎日をもっと大切に生きるようにしようと思わせてくれるとともに、今いる子達をちゃんと幸せに毎日過ごさせておくりたいと思いました。

 

とりあえず生まれ変わってもまた僕たち家族の元においでねと思いながら、トラちゃんの49日を線香を絶やさずにあげています。