愛するペットが亡くなってしまったとき、その亡骸はどうしてますか?
悲しいのですが腐敗してしまうので遺体をそのままにしておくわけにはいかないですよね。
- ペット葬儀社で火葬してもらう。
- 自宅の庭などに土葬する。
- 自治体にお願いして引き取ってもらう。
- 剥製にして形を残す。
などが候補になると思います。
この中で自治体にお願いすると言うのは燃えるゴミとして処理されてしまうので、愛したペットの最後にこの方法を取る人はいないと思います。
蟻人は以前は奥さんの実家の敷地内に埋葬する”土葬”をしていました。
ですが前の子が亡くなったときに初めて火葬をしてみて、気持ちの整理をつけるのにとても良かった。
なので今回トラちゃんも火葬をしました。
今回は前回と違う『くものうえにのぼったよ』という名前のペット葬儀社さんを利用したのですが、ここにお願いしてほんとに良かったと思ったので紹介させてください。
くものうえにのぼったよ
2018年に設立された比較的新しいペット葬儀社さんです。
えらいかわいい名前の葬儀社さんです。
専用の斎場や火葬場は持っておらず、車の荷台に火葬設備を搭載した火葬車で出張葬儀をする専門の業者さんです。
松山市、東温市など愛媛県中予地区を営業区間にされています。
火葬車の大きさの関係で対応できるペットの大きさが20kgまでとなっていて、大型犬は依頼が難しい場合があるのが注意が必要です。
僕は依頼してから知った事なのですが、運営に繁栄寺というお寺の住職さんも携わられています。
お寺の方が運営スタッフにいらっしゃると言う事でとても信頼できる葬儀社さんであると思います。
選んだ理由
火葬するのはすぐに決断しました。
以前に火葬してもらったペット葬儀社さんには全く問題も不満もなかったのですが、営業時間が9時から17時と仕事が休みの日でないとその時間に火葬に行くのは無理でした。
トラちゃんが亡くなったのが水曜日の0時過ぎで、僕の次の休みが日曜日で少し日がありました。
亡くなったのは9月でまだまだ暑い日が続きます。日曜まで遺体を置いておくのは不安でした。
しかしペットの火葬をしたいからという理由ではさすがに仕事を休むのは難しい、なので仕事が終わってから火葬ができる業者さんを探しました。
僕が調べた限りですが松山市のペット葬儀社さんでホームページにて夜間対応とその料金を明示されているのは『くものうえにのぼったよ』さんだけでした。
他の業者さんでも問い合わせをすれば夜間の火葬も対応してくれる所もあるかもしれませんが、子猫が亡くなって悲しい感情がまだ落ち着いていない状況で、複数の業者さんに問い合わせの電話をしてまわるとかそんな気力はありませんでした。
夜間料金をしっかりと書かれていたのが決め手になり『くものうえにのぼったよ』さんにお願いすることに決めました。
火葬にはお坊さんがやってきた
『くものうえにのぼったよ』さんに依頼を決めたのが午前4時ごろ。
(トラちゃんが亡くなったショックで全然寝れず、ずっとスマホで調べ物をしてました。)
365日24時間受付と書いてあったのですぐに電話をしても良かったのですが、ちょっと時間をおいて出勤前の7時前に電話しました。
早朝の電話でしたが2コールで電話に出てくれました。
電話対応も良く、3つあるプランのうちプレミアムプランを選択しその日のよる8時に火葬の予約ができました。
プレミアムプランを選択した理由は、火葬後のお骨上げを自分たちでしたかったからです。
トラちゃんの骨を骨壷に入れるのを他の人に任せるのは考えられないので、一番高いプランですがこれを選ばない理由はありませんでした。
予約の時間になり火葬車がやって来たのですが驚きました、車から降りてきたのはなんとお坊さん!!
ここで初めてお寺のご住職さんも運営に参加されていることを知りました。
ご住職からセレモニーはどうされますかと聞かれまして、お骨上げがしたくてプレミアムプランを選んだのでセレモニーはしなくて良いと伝えたところ、セレモニーをしないのであれば料金は一つ下のプランの代金で結構ですと仰って頂きました。
セレモニーを行わなくても満額払うつもりだったのですが、トラちゃんの病院代がかなりの額になっていて家計がやばかったので、この提案をありがたくうけました。
僕の自宅駐車場にはカーポートがあるのでここで火葬はできません。
その場合は1時間ほど車を停めておける場所に移動して火葬します。
都合のいい場所を知っていればそこに移動してくれるのですが、僕は思いつかなかったのでよく利用する場所を教えていただきそこに移動して火葬をとり行いました。
火葬前にはご住職がお経を読み上げてくださいました。
本職のかたにお経をあげてもらうことができて、トラちゃんが天国に行くのに助けになったかなと思えてすごく満足できました。
火葬には約1時間ほどかかるということで、自宅に戻って終われば連絡をもらう事もできるのですが、僕たちはその場で待つ事にしました。
待っているあいだもお坊さんらしく仏教の3世(前世、現世、来世)の考え方など話してくださったり、ご住職が飼われている犬の話をしてくれたりと、トラちゃんを亡くして悲しい僕達に寄り添うような話をしてくれたのがとても嬉しかったです。
トラちゃんはまだ生後4ヶ月ほどと骨が未発達なので火葬して骨が残るか不安だったのですが、火力を調節して残るようにやってみますとのことでした。
火葬が終わって骨が拾い上げできるくらいちゃんと残っていたので安心しました。
お骨も無事に骨壷に納めることができて、なんとか最後まで猫を保護した責任を取ることができました。
火葬を依頼してみて
昨今のペットブームのなかでペット火葬業者も年々増えています。
なかにはお金儲け第一で倫理観のない悪徳な業者さんの噂も耳にします。
『くものうえにのぼったよ』さんは2018年に設立とかなり新しい業者さんだったので、どういう業者さんなのか少しだけ不安だったのでした。
実際に依頼をしてみて、料金等のホームページ上での明確さ、柔軟な対応、悲しさにくれる僕達に寄り添った心のこもった対応など大変ありがたかったです。
火葬を依頼して本当に良かったと思っています。
僕の家にはまだ11匹(里親募集中も含めると13匹)の猫がいるので、火葬業者さんにはまだまだお世話になることでしょう。
『くものうえにのぼったよ』さんは心から依頼して良かったと思えるので、また頼むことになりそうです。