カプチーノやカフェラテの上に描かれるラテアート。
バリスタがカップごとに綺麗な絵を描いてくれます。
目で楽しませてくれるラテアートは、カフェに行った時の楽しみの一つと言ってもいいですよね。
さてそんなラテアートには大まかに分けて3種類あります。
今回はコーヒー豆知識としてラテアートの種類について書きます。
ラテアートとは
エスプレッソにスチーミングして泡立てたミルクを注ぐ時に描かれる絵柄や模様の事です。
エスプレッソの表面のクレマの茶色と、ミルクの白色のコントラストでさまざまな絵を描きます。
正統派ラテアートのフリーポア
エスプレッソが入ったカップにミルクを注ぐときの注ぎ方だけで描くラテアートをフリーポアと言います。
代表的な絵柄にハートやリーフ(ロゼッタとも言う)、チューリップなどがあります。
ミルクを注ぐときの注ぎ方だけで絵を描かなくてはならないので、絵が複雑になればなるほど難易度が上がります。
最近のラテアート人気から様々な複雑な絵柄が描かれるようになっています。
何でも描ける?デザインカプチーノ
ミルクの注ぎ方だけで描くフリーポアと違い、ピックやスプーンなどの道具やココアパウダーやチョコソースなどをつかってカップの上に絵を描くのをデザインカプチーノと言います。
代表的な絵柄はクマやネコ、ウサギなどでしょうか。
アニメキャラを描いてTwitterにアップする方もいらっしゃいますが、あれもデザインカプチーノと言えます。
カップの上のミルクの白色をキャンパスに見立てればどんな絵柄でも描けると言えます。
難しさ的にはフリーポアでチューリップが描けるレベルになれば、デザインカプチーノは作れるでしょう。
しかし綺麗な絵を描くには絵心が重要。
僕が作ると残念なウサギさんやクマさんになってました。
最近でてきた3Dラテアート
沢山泡立てたフォームミルクをいっぱい作り、カップの上に乗せて立体的な造形物を作ります。
ここ最近SNSでよく見るようになってきましたね。
僕はまだ実物を見たことがありません。
泡を立体的に組み上げなくてはならないので、フリーポアとはまた違った難しさがありそうです。
絵心プラス立体造形技術が必要。
見た目のインパクトは一番ありそうです。
絵によって美味しさの違いはあるのか
一度に飲み比べしたわけではないですが、同じ豆と牛乳を使っているとして美味しさに優劣をつけるなら、
フリーポア>デザインカプチーノ>3Dラテアート
になると思います。
何故なのかと言うと、アートを書く時間が関係しています。
ミルクを注ぐだけのフリーポアが一番早くできて、ピック等で絵を書く必要のあるデザインカプチーノ、立体の3Dラテアートの順に作る時間がかかります。
カプチーノで使われるフォームミルクは、スチームが終わってから時間がたつほどに分離が進みますし温度も冷めていきます。
つまり時間がたつほどミルクの美味しさが損なわれていくという事です。
これが一番早く提供できるフリーポアが一番美味しいと考える理由です。
まあ違うと言ってもメチャメチャ劇的には変わりませんよ。
最後に
一言でラテアートと言っても結構違いがある事はお分かりいただけたでしょうか。
これからラテアートを見るときに少し違った見方ができると思います。
女の子とカフェに行ったときなどに、さりげなく知識を披露してお役に立ててください。