コーヒーは好きですか?
蟻人は大好きで毎日3杯以上は飲んでます。
しかしここまで飲むようになったのはスペシャルティコーヒーに出会ってからです。
それ以前はコーヒーは苦手でミルクと砂糖をたっぷり入れないと飲めませんでした。
まあ今でも炭みたいなコーヒーはミルク、砂糖なしでは飲めないんですけどね。
スペシャルティコーヒーについて簡単に言うと、風味特性に優れた美味しいコーヒーの事です。
少々値段は高いですが、そのスペシャルティコーヒーを豆で買って自宅で淹れて毎日飲んでます。
コーヒーを淹れるときは蟻人はフレンチプレスで淹れるのだけど、
これコーヒー好きの人でも知らないか、使ったことの無い人がまだまだ結構多いみたいです。
紅茶を淹れるものと思っている人も多いですが、もともとのヨーロッパではコーヒーを淹れるために作られた器具なんです。
そこで今回はフレンチプレスという抽出器具をよく知らないという人の為に、おススメポイントを上げますね。
プレスで淹れると美味しい
フレンチプレス(以下、プレスと書きます)で淹れるとコーヒーが美味しく淹れれます。
ドリップ派の人には悪いのだけど、プレスで淹れるほうが100倍美味しいです。
なぜ美味しくなるのか、
それはプレスは金属フィルターを使っているので、
豆からでるコーヒーの油分(コーヒーオイル)を余すことなくカップに抽出することができるからです。
コーヒーメーカーやドリップなどでペーパーフィルターを使うと、このコーヒーオイルが紙に吸収されてしまいカップに注ぐことができません。
コーヒーオイルの中には香りの成分や甘みの成分が多く含まれているので、
これをカップにまで注ぐことができるプレスのほうが美味しくなるのは必然なんですね。
肉や魚なんかでも油がおいしさの重要な要素ですよね、
コーヒーも同じで油分が有ると無いとでは美味しさが全然違います。
だから油分も注げるプレスで淹れるほうが美味しいのです。
淹れるのが簡単(技術がいらない)
次にプレスはコーヒーを淹れるのに特別な技術がいらないのです。
技術がいらないので、何回淹れても毎回安定した美味しい味のコーヒーを淹れることができます。
淹れ方を簡単に説明すると、
- 挽いたコーヒー豆をプレスの中に入れて
- お湯を注ぎ
- 4分待ってフィルターを押し下げて
- カップに注ぐ
これだけです。
文字にするとドリップとあまり変わりませんが、お湯を注ぐところがポイントです。
ドリップはお湯の注ぎ方で味が変わってしまいます、うまい人と下手な人の差がでる所ですね。
プレスの場合は注ぎ方は関係ありません、カップラーメンを作る感覚でただ既定の量お湯を注ぐだけです。
ドリップやサイフォンなどは技術の差が出る抽出方法で、
使う豆、豆の挽き具合、使う道具、使う水と湯の温度などの条件を同じにしても、
僕ら素人とプロの方が淹れたコーヒーは全然美味しさが違うものになります。
しかしプレスなら条件を同じにすれば極端な話、僕が淹れても世界チャンピオンのバリスタが淹れても同じ美味しさのコーヒーになります。
技術がいるからこそドリップやサイフォンは大会などが開かれていますし、
コーヒーを趣味とする人にとって、美味しく淹れられた瞬間が嬉しいんだよという気持ちがあるのはわかります。
だけど僕を含めたほとんどの人にとっては、コーヒーを美味しく淹れたいのではなく、ただ美味しいコーヒーを飲みたいだけです。
技術がいらず、簡単に毎回安定したコーヒーが淹れられるプレスは僕ら素人にこそオススメなのです。
フレンチプレスの注意点
フレンチプレスはカッピングに最も近い味わいになる抽出器具と言われてます。
カッピングとはバイヤーさんが豆を買い付けるときや、カップオブエクセレンスなどの品評会で豆の優劣をつける為に審査員が行うテイスティングの方法の事です。
カッピングは美味しい豆を探す時だけでなく、まずい豆を除外する為にも行われます。
豆の良し悪しを判断する方法がカッピングなのです。
プレスで淹れるとカッピングに近い味になるので、スーパーで売っているようないつ焙煎されたかわからないよう豆を淹れるときには使わないでください。
プレスだとまずい豆はまずさがさらに際立ってしまいます。
そういう豆はペーパーフィルターを使って淹れるとまだ飲める味に落ち着きます。
プレスで淹れるのはスペシャルティコーヒーにしてください。
あと金属フィルターの特性上、どうしても微粉がカップに多く入ってしまいます。
カップに注ぎ切らずにプレスに少し残して注ぐようにすると微粉が軽減されます。
もったいないと思うかもしれませんが、スイカを食べるときに白いところギリギリまで食べるのではなく、少し赤いところを残して止めたほうが甘い所だけ味わえるのと同じ感じです。
美味しいところだけいただきましょう。
最後に
美味しいコーヒーを手軽に安定して淹れられるフレンチプレス、
初めて知った、使ったことがなかったという方は、
そんなに高いものじゃ無いのでぜひ一度使ってみてくださいね。
コーヒーの新しい扉が開かれると思いますよ。