こんにちは蟻人です。
宅配便ドライバーの労働問題が話題になっておりますね。
13年居た業界の話題です。辞めているといっても気になります。
長時間労働になる原因の一つに不在再配達が多いことが挙げられていますね。
その対策として宅配BOXの設置などが考えられているようです。
マンション用だけでなく個人宅用などもあり、設置しようという動きがあり販売も好調なようです。
しかしながら簡易的なものでなくちゃんとしたものを設置しようとしたらそれなりの値段になってしまいす。
お金を掛けて宅配ドライバーの負担を減らそうとし協力してくださる事はたいへんありがたい事です。
今回は13年勤めた経験からこれをしてくれると助かりますという事をお伝えします。
何をすれば助かるのか
お金を掛けて宅配BOXを設置しなくても、ほぼ無料でできて宅配ドライバー的にとても助かる事があります。
それは、不在票を見つけたら再配達の連絡をすぐにする。
これだけでとても助かります。
こんな単純な事ですが、してくれない人がけっこう多いのです。
当日再配達の受付時間内なら遠慮なく連絡をしてください
また来てもらうのは悪いなとか思わなくて大丈夫です。
ドライバーの心理として翌日に持ち越す荷物は一つでも減らしたいのです。
ですから喜んで当日再配達に伺います。
今日は受け取れない場合でも
当日再配達の受付時間を過ぎている、もしくは時間内だけどまたすぐ出かけるので今日は受け取れない場合でも、受け取れる日が翌日でなくてもいいので、次に確実に受け取れる日時をすぐに再配達依頼を出して教えて下さい。
佐川の場合(おそらくヤマトさんも)連絡の無い不在の荷物でも3日間は伺うというルールになってます。
同一の荷物を居るか居ないかわからない状態で何度も伺うのが精神的に辛いのです。
荷物的にも安全です
連絡が無い場合3日間は伺わないといけないので、そのあいだ荷物はトラックの荷台に載っていることになります。
荷崩れをしないように積み、丁寧な運転を心がけていますが、どんなに安全運転をしていても公道なので何があるかわかりません。
急ブレーキを踏まないといけないこともあります。
トラックに載せているという事は荷物が破損するリスクが高まります。
連絡をいただければ指定の日時まで会社の倉庫で保管されます。
動き続けるトラックの中と、動くことの無い倉庫の中、どちらが荷物にとって良いかは明白ですよね。
(もちろん破損した場合は保証されるでしょうが、代品を用意するまで時間がさらにかかります。個人が作ったものなど代わりの物が存在しない品もあります。減らせるリスクは減らしたほうが良いです。)
3日過ぎたらすぐには配達できなくなる
連絡が無いまま3日間が過ぎると長期不在荷物という扱いになります。
荷物を保管する場所が各ドライバーが管理する場所から、事務所の長期不在担当の調査員が管理する場所に移されます。
どういう事かと言うと朝の出発時に荷物を持ち出さなくなります。
よくあるのがいきなり電話があり「今日は居るから持ってきて。」という連絡です。
これが結構困ります。
長期不在荷物となっていた場合は持ち出してないのですぐには伺えません。
時間のロスになり他の荷物の配達に影響が出るので営業所に取りに帰るという事もできません。
早くてもその日の午後以降になります。
山間部なら翌日以降でないと無理な場合もあるでしょう。
あらかじめ連絡をいただいていれば、スムーズに在宅されている日に配達できます。
最後に
13年の経験上ですが早めに連絡くれる方は本当に少ないです。
早めに再配達の連絡をしていただける事が、ドライバー的にも、荷物的にも、受け取るお客さん的にも全てに良い、三方良しです。
単純で簡単な事で救われるドライバーはたくさんいます。
宅配便に限らず色んな事に相手を気遣ってあげれれば良いですよね。