こんにちは、蟻人です。
早いもので愛媛マラソンまであと1週間です。
去年の大会ではナイキの『ズームフライ』を使用してとても満足のいく結果を残せました。
『ズームフライ』はその後も日々のランニングで履き続けてもう完全にくたびれてしまいました。
大会用に新しいシューズとして『ズームフライ3』を購入、慣らしの為に何度か履いて走ってみましたので、今回はその感想などを書きたいと思います。
ナイキ ズームフライ3
箱根駅伝で上位選手の多くが使用していたり、世界大会での使用禁止が検討されていたりとマラソンに一切興味がない人でも認知するようになったナイキの厚底シューズ。
トップアスリート達が使うのは『ヴェイパーフライ』と言うシリーズで、僕が使っている『ズームフライ』はその廉価版と言う位置づけ。
ソールに使われている素材などに違いがありますが、どちらも内蔵プレートによる反発力が売りのシューズ。
『ヴェイパーフライ』は確かに憧れますが、1万円以上価格差があるので競技選手ならともかく僕のような市民ランナーなら『ズームフライ』でも十分です。
ここから『ズームフライ3』はどんな靴なのか、以前使っていた初代『ズームフライ』との比較も混じえつつチェックしていきます。
進化した外観
厚い靴底とつま先に向けて反り上がっている形状が特徴のサイドアングル。
アッパー素材は今までのモデルのようにメッシュではなくなっていて水を吸収しにくいようになっています。濡れた路面などでも快適に走れそうです。
ソール部分、左の使い込んでいるのが初代ズームフライで右が3です。
初代は横方向の踏ん張りが効かない靴で、マラソン大会には必ずある折り返しのような急カーブが苦手でした。
3は横方向のグリップもしっかりしてそうな形状に改善されているのがわかりますね。
足の入口も特徴的で普通のスニーカーなどと違い一体構造になっています。
靴下を履く感覚で足を入れることになります。
ランニングシューズって足首のホールドの為に入り口がすごく狭いものが多いですが、これはすごく履きやすいと思いました。
サイズ感は大きめ
普段履きの靴は27か27.5を履いている蟻人ですが、初代は28を履いてました。
3を買うときにお店でフィッティングした結果は27.5になりました。
初代と3を並べて大きさ比較をしてみました。
28の初代と27.5の3がほぼ同じ大きさなのがわかります。
3は今までのモデルよりも大きめの作りになっているようです。
軽さが売りのシューズではない
3の重さは家のスケールで測った結果、左が”270g”で右が”272g”でした。
1サイズ大きい初代ズームフライが250gと247gでしたから3は重量が増加しているようです。
初代の重さを測った記事はこちらです。
履いて走ってみた
フィット感
足を入れた感じではつま先部分は包まれているようでフィット感が高く感じました。
かかと部分はゆるさを感じて最初は走っていて脱げそうで少し不安を感じたが結局脱げることはなかったので心配は無用だと思う。
初代と比較して直立してるだけで前に倒れそうな感覚は薄くなっています。
歩いた感じでふかふか感がましていてクッション性は強くなっている印象です。
走った感想は
初めて履いた時は2日前に30キロ走をした後でまだ足に疲労が残っていたのですが、ズームフライ3を履いて走るとすごく足が軽くなった感覚を覚えました。
これはもちろんソールに内蔵されたプレートの効果だと思います。
初代は靴に「もっと早く走ろうぜ」と言われているようで、足が勝手に動かされている感の強い走り心地でしたが、3はこの動かされている感は少なくなっていて軽くなった感がすごく印象的でした。
これは転げそうなほどのつま先の傾斜が軽くなっているためだと思いますが、そのお陰で初代では苦手だった下り坂も走りやすくなっていました。
クッション性の向上の効果はしっかりとあって路面からの衝撃もかなり抑えてくれているのも感じられました。
まだ長距離を走ってはいませんが長く走っても足の痛みを抑えてくれそうな期待は持てます。
まとめ:多くの人に受け入れられるシューズになっている
『ズームフライ3』は初代を履いて走ったときほどの衝撃は正直ありませんでした。
これは僕が初代を履いて1年間ランニングしてきた為なのもあるのでしょうが、かなり尖っていて履く人を選ぶ初代よりは多くの人に履きやすいシューズに進化した結果だと思います。
クッション性も上がっていますし、より良い結果を残せるのはやはり3だと感じます。
2年前に初めて厚底シューズが登場して、履いてみたけど自分には合わないなと思った人にもう一度履いてみるのをオススメできるシューズになっています。
相変わらず誰にでもオススメできる靴ではないですが、オススメできる人は増えたと思います。
話題になっていますし気になっている方は多いと思います。
走り方は選びますが、一度履いて走るとその推進力にはやみつきになりますよ。
競技の世界で多くの選手が選んでいるのも納得できることでしょう。
僕はズームフライ3を履いて愛媛マラソンと東京マラソンを走りますが、どうなるのか今からとっても楽しみで仕方がありません。
それでは。