ありろぐ

生まれ変わるならネコになりたい

老猫の医療、どこまで病院に通うのが良いか

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こんにちは蟻人です。

11匹の猫と共に暮らしていたのですが、昨年末に15才の子が一匹天国に旅立ちました。

 

悲しい感情ももちろんありますが、寿命と言える歳ではあるので保護した責任は全うできたと考えています。

と思っていたのですが、年が明けて16才の子がなんだか体調が優れなくなってきました。


何度か病院に連れて行き検査してもらったのですがはっきりした原因がわからず、点滴などしてもらい少し体調は良くなったのですがまだまだ油断できない状態です。

 

この子も平均寿命は超えているので何があってもおかしくない、何処までしてあげるのが良いのか考えちゃいます。

 

 

いつかは必ず別れは来る

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どれだけ病院で治療を施しても死なないことはありえないですよね。

これは人も猫もどんなペットも一緒です。

医療の力で寿命は伸びてますが、人の力では死から抗うことはできません。

 

死期が近いほど高額になる医療費

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病院代っていくらでも掛けようと思えば掛けられます。

治療をすれば治る病気なら医療費をかける価値はあると思いますが、猫がかかりやすい腎臓の病気みたいに完治しない対処療法をしていくしかない病気もあります。

特に対処療法しかない病気って高齢になるほど発症しやすくて、病院の治療も悪化の速度を遅らせるぐらいの効果しかないんですよね。

健康保険のない動物の医療費は1回1回がかなり高額になります。

1秒でも長く生きてほしいって当然の願いですが、経済的な負担が何処までできるか無理をしないようにしないといけませんよね。
家計が破綻しちゃっては元も子もないです。

 

病院に行くことが過大なストレスになる
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人が思っているよりも猫にとって病院はかなりのストレスの原因かもしれません。

猫は変化を嫌う生き物ですからね。

治療とかが理解できない猫にとって病院といういつもと違う場所は嫌いだし、行くための車での移動も基本嫌いです。

うちの子は移動する車の中で、病院の待合室でずっと不安そうに「あ~お、あ~~お」と泣いてます。

病院に行くことそのものがストレスになってしまいます。


以前いた子にいたのですが病院に行くストレスで血糖値が上がってしまう子がいました。

 

確実に完治する病気なら老猫でも病院通いはするべきだと思いますが、病気の進行を遅らせるためだけの病院通いは果たして猫にとって幸せにつながるのか疑問です。

安心できる家のなかで過ごしている方が猫にとっていいんじゃないかとも考えてしまいます。

 

10歳に満たない年齢の子はこの限りではない

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10歳未満の子の医療については出来る限りのことをします。
まだまだ生きられる年齢ですからね、病院に行くのが嫌だろうが毎日でも連れて行きます。

 

ダメな飼い主と思わないでいい

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いろいろ書いてきましたが結局は自分に甲斐性がないだけなんですけどね。
一億円を配ったどこかの社長さんみたいに潤沢な資産があれば老猫の末期だろうと最後まで病院で治療を受けさせる選択をすると思います。

とは言えそれができない事で飼い主としてダメだと考えなくていいと思います。
15年以上という長い時間しっかりと面倒を見てあげる事はすごいことですよ。
それだけの時間猫に安心できる場所と食事をあげてこられたのだから、よく頑張ったし猫も幸せな生涯を送られたと考えるべきです。

「大きくなったから」「引っ越しで飼えなくなった」とか自分勝手な理由で手放す人もいる中で寿命まで見ることができたことを誇りましょう。

 

 

ちなみに今回の子の現状

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16才の子、オスで”うみ”と言うんですが、病院に連れて行った結果ですが、軽い糖尿病のようです。
インスリン注射の治療が必要ですが、それほど命に関わるほどではないので安堵してます。
自宅でインスリン投与くらいならできますので、もっと長生きしてもらうために治療していきます。

 

最後に

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僕の家のやり方が正解って訳ではないです。
それぞれの家庭の事情次第で正解は変わって来ると思います。

病院に連れて行くのを止めて安心できる家でゆっくりと命の火が消えるのを待つのでも、最後の最後まで病院に連れて行って治療を施すのでも、どちらにしろ自分が後悔しない選択をしてください。

 

それでは。