お盆も近づいてきて帰省やレジャーなどで車で遠出をする方も多い季節になってきました。どこかに行かれる予定はありますか?
しかし楽しくドライブをしていても、警察に止められて交通違反キップを切られてしまったら楽しい気分も台無しです。
できることなら交通違反でキップを切られたくないものです。
そんな交通違反の代表格としてスピード違反が挙げられます。
走りやすい道路などで気持ちよく運転していたらついうっかりしちゃうスピード違反。
今回は趣味はバイクツーリング、好きなものスピード、それでもゴールド免許を維持し続けるわたくし蟻人が、スピード違反で検挙されないために気を付けているポイントを紹介します。
これを守ればスピード違反に捕まらないとまで断言はいたしませんが、参考にはなると思います。
*当記事は違法運転を推奨、助長するものではありません。また当記事の情報を参考にした行為で負ったいかなる損害も一切責任を負わないものとします。
スピード違反の取締り方法
まずはどんな方法でスピード違反を検挙しているのか、大きく3つの種類があります。
- 自動速度違反取締装置(オービス)
- 有人式一般速度取締(ネズミ捕り)
- 追尾式取締
それぞれ方法の違いと対処方法を知って検挙されないようにしましょう。
自動速度違反取締装置(オービス)
走行する車両を無人で自動的に取り締まることを目的に道路に設置された装置です。
通過する車両の速度を計測し、スピード違反となる車両が通過する時にナンバープレートと運転者の顔が判別できる写真を撮影するものです。
撮影されると後日、30日以内に警察より車両の所有者に出頭通知が送られてきます。
基本的に赤キップとなる違反(一般道で30km/h以上、高速道路で40km/h以上)を取締り対象としているので、よっぽど飛ばしてなければ撮影されないといえます。
Hシステム、ループコイル式など種類が幾つかあります。
写真のように大型な装置なので普通に運転していれば気づくものがほとんどなのですが、2016年より運用開始された新型の小型オービスは非常に発見しづらく注意が必要です。
ちなみに撮影されるとストロボが焚かれて目の前が真っ赤になり、撮られたことが一発でわかります。
有人式一般速度取締(ネズミ捕り)
スピードを測るレーダーで通過車両の速度を計測し、違反した場合は数百メートル先のサイン会場に呼び止められて御用となります。
どこでもやっているわけではなく、スピードを出しやすい場所で、レーダーを設置して警官が安全に隠れることができる場所、違反車両を引き込める広い場所がある所でおこなわれます。
大体ネズミ捕りを行う場所は決まっているので、地元であればどこでよく行われているか熟知してますよね。
注意すべきはあまり走らない土地、初めて行く土地に行った時です。
追尾式取締
違反車両を発見したパトカー(覆面含む)や白バイが後方から追尾して違反車両とほぼ同じ速度と同じ車間で走行、一定距離を追尾走行した後にその速度を証拠としてスピード違反として検挙するものです。
レーダーなどを使わないので探知機などでは取締りを見つけることができません。
神出鬼没な白バイや、一般車両にとけ込む覆面パトカーなどは恐怖でしかないです。
それぞれの対策は
オービスとネズミ捕りの対策
この2つの対策は重複するところが多いのでまとめます。
オービスは設置されている場所は固定されてますし、ネズミ捕りもだいたい場所は決まっています。
つまり場所を知らせてくれればいいということです。
ベタですがレーダー探知機を車に取り付けるのが一番です。
レーダー探知機がオススメな理由
最近はスマホのアプリでもGPSでオービスや取締り多発エリアを教えてくれるものもありますが、車に乗り込むたびに”カーホルダーにセットしてシガーソケットから電源を取ってアプリを立ち上げる”とか手間でしょうがないです。
レーダー探知機なら設置してあるのでエンジンをかけたら自動的に立ち上がる。簡単、便利です。
レーダー探知機を設置しておけばオービスが近づくとおしらせしてくれるので、初めて走る知らない土地でも安心です。
ネズミ捕りでは昔と違いレーダー波を一瞬しか出さなくなっていて、レーダー探知機が反応した時は速度計測されたあとということもあり油断は禁物です。
が、レーダー探知機には取締りがよくあるポイントに近づいたらお知らせしてくれる機能があります。取締りポイントに入ったらスピードを落とすことでネズミ捕りを回避できます。
新型の小型オービスがとても脅威なのですが、2016年以前に発売されたレーダー探知機では対応していないものがほとんどです。
昔買ったのをずっと使っているよと言う人は、新型オービス対応の新しい物に買い換えることをオススメします。
公開取締り情報もチェック
警察がホームページで公開している取締り情報を調べておくのも有効です。
僕が住んでいる街の愛媛県警の場合だとこちらのページにアップされているPDFファイルに取締り情報が公開されています。
チェックすることで、どの取締かの種類(スピード違反、シートベルト、一時停止など)、大体の場所、大体の時間を知ることができます。
もちろん公開されている以外にも取締りはしているので油断は禁物ですが、わざわざここで取締りをするよと教えてくれている場所で検挙されるのはバカらしいですよね。
遠出をするときは行き先の警察のHPに行って公開情報をチェックして少しでもリスクを減らしましょう。
追尾式取締りの対策
普通のパトカーや白バイなら見つけたらスピードを落としますよね。見えてるのに飛ばすバカはいません。
追尾式で怖いのは脇道からいつの間にか出てきている白バイか、一瞬では見分けられない覆面パトカー。
グーグルで検索すれば覆面パトカーのナンバーを掲載していたり、見分け方を解説していたりしますが、正直覚えてられないし面倒くさい。覆面かどうか気にしていたら安全運転に支障が出ます。
追尾式での対策は、ズバリ速度を測らせないことです。
追尾計測の距離は100~300m必要と言われています。警察発表ではないのでこの数字は憶測ですが、少なくと数秒は追いかけられているということです。(80km/hだと200m進むのに約9秒必要)
速度を測らせないためには、追いかけられた早い段階で速度を落とせばいいのです。
ではどうすればいいのか解説します。
警察車両は違反車両を追いかけるときは必ず赤色灯を点灯させなければなりません。
何故かと言うと、警察の車といっても交通法規は守らないといけません。
パトカーだからと言っていつでも制限速度以上のスピードを出していいという訳はないのです。
しかし違反車両を追いかけるには警察も交通法規を破らないといけないですよね。
パトカーや白バイが違反車を追いかける等で交通法規を超えた緊急走行をするときは、必ず赤色灯を点灯させなければならないのです。
つまり違反した車を追いかけるときは赤色灯を点灯させています。
前しか見てない人は気づかないかもしれませんが、バックミラーやサイドミラーを使って車両の周囲に気を配っていれば、赤色灯を点灯させた車にはすぐに気づきます。
そして気づいたらすぐに速度を落とせばいいのです。
自慢ではなく恥ずかしいことですが、僕も2度ほどスピードを出しすぎて白バイとパトカーに追いかけられた経験があります。
2回とも追いかけられた事にすぐ気づいたので、すぐに減速しました。
停止を求められて止まったのですが、どちらの時もおまわりさんに「スピード出過ぎていたよ、急いでいたの?スピード出さないように気をつけてね。」と注意をされただけで終わりました。
2回とも僕がすぐにスピードを落としたので、おまわりさんは速度を計測できなかったのですね。
速度が計測できてたら謝ってもキップは必ず切られますから。
後方も常に警戒していて、追いかけられたらすぐに減速すれば、止められてもキップは切られません。
もちろん後方を警戒するのは交通安全の為が第一の目的で、追いかけてくるパトカーを見つけるのはオマケです。
悪質な取締り
僕は遭遇していませんが、十分な追尾走行をしないで停止を求めてキップを切って来る場合もあるようです。
それは完全な不当取締りです。
その場合は絶対に違反切符にサインをしてはいけません。
警察の不当性をしっかり指摘しましょう。
警察の不当性を指摘するためには後方も撮影できるドライブレコーダーをつけるのがいいでしょう。
まとめ
いかがでしょうか、
- レーダー探知機でオービス、ネズミ捕り対策
- 常に車両周囲に注意して追いかけられたらすぐ減速
これが僕が速度違反で検挙されないようにしていることです。
僕はけっこう飛ばす方ですが15年は違反で検挙されてません。
もちろんスピードを出さないことが一番です。
これは持論ですが、運転を楽しむ場所と安全を優先するところをちゃんとわきまえていれば、事故は起こさないし違反で切符を切られることも少ないと考えています。
飛ばさないけど前しか見ない視野の狭い運転と、飛ばすけど車両の周囲にしっかり気を配れている運転。
どちらが安全かというと、まわりが見えてる運転のほうが安全です。
運転は『認知・判断・操作』です。
前しか見ない運転は最初の認知が出来てませんから危険です。
まわりをしっかり見て事故、違反ない楽しいドライブをしてください。
それでは。