前回のブログで久しぶりに子猫を保護したことを報告しました。
推定生後1ヶ月くらいなのでカリカリはおろかウェットフードもまだ食べれません。
成猫が水を飲むように、お皿に注いだミルクを自分で飲んでくれれば楽なんですけど、やっぱり飲ませてあげないといけない。
ミルクを授乳させるのは10数年振りで、その時使った哺乳器があるはずなんですが見つからない。
なので新しく買ってきたんですが、
今回の子たちは哺乳器で飲んでくれない...
吸う力が弱くて乳首からミルクが吸い出せないとか、ゴムの匂いが嫌だとか哺乳器から飲んでくれない場合ってよくあるみたい。
特に母猫から母乳をもらっていた時期が長いと哺乳器からは飲まないことがよくあるみたいです。
哺乳器から飲んでくれない場合はシリンジを使ってミルクを与える方法があります。
勝手に吸う哺乳器と違って、ミルクを押し出さないといけないのでシリンジは少し気を使います。
ミルクをあげるのも久しぶりで、上手くあげられるか心配だったのですがなんとか与える事ができてホッとしてます。
で、ミルクを飲んでる時の顔が超ラブリーでカワイイんです。
ものすごい表情で一心不乱に飲んでいます。
我が家ではこの表情を「ゾーンに入った」って言ってます。
どこを見ているんだろうという感じのこの顔が良いです。
子育てがけっこう大変なんですが、授乳期だけの愛らしい姿に癒やされてます。
今日のメインはこの顔の写真なんですが、これで終わってはブログとしてちょっと物足りないので子猫にミルクを与えるときのポイントを少しばかり紹介します。
子猫にミルクを与えるときのポイント
ミルクは必ず子猫用ミルクを(牛乳はダメ絶対)
猫にミルクを与えると聞くと牛乳をイメージする人が多いと思います。
でも実は牛乳は猫に与えてはダメな食品の一つなんです。(猫を飼ったことのある人には常識なんですが)
理由は、牛乳の乳糖を猫は分解する酵素を持っていない(少ない)から。
高い確率でお腹を壊します。
成猫でも与えてはいけないのに子猫に与えるなんてもってのほかです。
なので子猫に与えるミルクは必ず子猫専用のミルクを使用してください。
オススメはゴールデンキャットミルクです。
低い温度のお湯でも溶けやすいのでミルクを作りやすいですし、栄養成分が体にほとんど吸収されるのかウンチの回数も少なめになります。
ミルクはその都度作る
作り置きはしないようにしましょうね。
都度作るのは確かに面倒なのですが、作っておいて冷蔵庫で保管しておいても衛生的に不安があります。
体が小さいので抵抗力もまだ弱い時期なので、気を使いまくってもつかいすぎということはないです。
ミルクを与える時はうつ伏せで
人間の赤ちゃんにミルクを上げる時はお腹が上の仰向けで授乳させますが、子猫の場合はお腹を下にしたうつ伏せの状態であげてください。
仰向けの状態でミルクをあげると肺にミルクが入ったりする可能性があるそうでかなり危険です。
子猫が母猫のおっぱいを吸っている状況を思い出してもらうとわかりやすいと思いますが、お腹が下の状態でおっぱいに吸い付いているのが自然な状態です。
人がミルクを与えるときも子猫がこの自然な状態になるように気にしてあげてください。
シリンジで与える時は一気にミルクが入らないようにゆっくり押し出して。
あとミルクを飲ませたあとは顔を綺麗に拭いてあげてくだい。
だいたいミルクが口の周りにベッタリついていてそのままだと不衛生です。
ミルクをあげる前か後に排泄をさせてあげましょう
生後1~2ヶ月くらいの子猫は自分から排泄することができません。
自然の場合は母猫が子猫のお尻を舐めて刺激する事で排泄されます。
なので人が飼っている場合も子猫のお尻を刺激して排泄させてあげないといけません。
やり方は簡単です。
ティッシュなどを何枚か取り、厚めに折りたたんでその紙で子猫のお尻を優しくポンポンとしてあげるだけです。
ティッシュにオシッコが広がるくらいで、そんなにジョバジョバとは出てこないので安心してください。
ミルクの飲みが悪い場合はお腹が張っている事も考えられるので、先に排泄させてあげると良いと思います。
哺乳瓶、シリンジは洗剤で洗わないでお湯で洗う
どんなに綺麗に水で流しても残留洗剤が気になります。
毎回煮沸消毒が理想なのですが、面倒なら煮沸消毒は1日1回で他の時はお湯で洗うようにするだけでも良いです。
ただし使ったらすぐに洗ってください。
浸け置きしておいてあとで洗うとかは無しでお願いします。
まとめ
ミルクを上げる時のポイントをあげてみましたがいかがでしょうか?
授乳が必要な子猫はホントにちっちゃくてあつかいを間違えると壊れちゃうんじゃないかと心配になりますが、衛生面を気をつけていれば大丈夫です。
ミルクを授乳させる期間はとても短いです。
この時期だけの愛らしさってあるので、気負いすぎずにカワイサを感じて子育てしてみてください。