こんにちは、蟻人です。
何気なく読んだ記事ですが、記事中のマスターの言葉にグッと来ました。
忘れないように、備忘録です。
どんなお店?
詳しくは記事にあるので簡単に書くと、
- 広島にあるお店
- 生ビール専門店
- ビールは1種類だけ
- クラフトビールとか地ビールじゃなくメーカー品の普通のビール
- おつまみとか料理も一切無し
- 注ぎ方で4種類のメニューがある
こんな感じの店らしい。
たったこれだけのお店なのに開店1時間前から行列ができるとか。
どんな店だよ、やべぇな行ってみたい。
ビール好きなら記事を読めばみんなそう思ってしまうでしょう。
マスターの言葉
どこにでもある普通のビールがマスターの手にかかれば至高の一杯になる。
その為に
- ビア樽を冷蔵庫で48時間寝かせて落ち着かせ
- 氷冷により冷やしすぎない温度管理
- 30mの太くて長いホースで流量をコントロール
- もちろん30mのホースを毎日洗浄
- 薄さにこだわった特注タンブラー
- 繊維の付着を防ぐためタンブラーは自然乾燥
などこだわりの数々。
これだけ徹底するのはかなり大変なはず。
しかしマスター曰く、
ビールは料理と違って工場で作られたものが運ばれてくるだけです。ですから、単にビールの品質を劣化させないように、当たり前の商品管理をしているだけで、これが本来のビールの味なんですよ
並々ならぬこだわりを”当たり前”と言ってのけるかっこよさ。
ビールそのものに対しては何もできないから、他の部分でできることは徹底的にやるという事。
その姿勢を感じ、僕にカミナリが落ちました。
自分はどうなの?
蟻人も今は飲食の世界にいるので、自分と比較しちゃいます。
主にコーヒーを淹れているんですが、コーヒーもビールと一緒で素材に対してできることはほとんどないんですよね。
コーヒーについては極端な話、お湯を注ぐことしかできないないですから。
生産者さん達が丹精込めて作ったコーヒー豆、その本来の美味しさを余す事なくカップに提供するために、自分ができる範囲の事をここまで徹底してやれてるのか?
申し訳ないけどやれてません。
こんなに徹底して取り組めてないです。
うちのボスも常々言ってる事、
「コーヒーをただ出すだけならボタンを押して出るマシンでいい。隅々まで心を配って仕事に取り組まないと意味がない。」
本気で仕事をして来た人の考えは同じようになるのかと再認識しました。
最後に
徹底したこだわり、とても大変そうです。
でも毎日続けていけば“当たり前だよ”と言えるくらいになるのでしょう。
どんな仕事でも当てはまると思います。
自分のできる範囲は狭いけど、その範囲でこれ以上ないくらいの取り組みを当たり前と呼べる域になるのが大事。
自分自信に言い聞かせるためのエントリです。
それでは。